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ジュニア模型 ツム1000型キットの組立(第1回目) [ジュニア模型 ツム1000型]

 ジュニア模型のツム1000型のキットを組み立てました。キットには1段リンク軸受の部品が含まれているので、これを使用してツム1型に仕立てました。

 工作中の下回りです。
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 カプラーの中心高さを11mmにしました。数値上ではカプラーの取付面(床板の下面)を1.1mm高くすればよいのですが、工作精度などを考慮して1.3mm高くしました。高過ぎる場合にはスペーサで調整できますが、低過ぎる場合には調整できないので。床板の車端部(カプラーを取り付ける箇所)を凹状に切り欠き、切り欠いた箇所を囲むように0.3mm厚のプラ板を貼り付け、更にその上面に1.0mm厚のプラ板を貼り付けました。キットの床板の厚さが1.0mmのため、カプラーの高さが1.3mm高くなるはずです。カプラーをネジ止めできるよう、プラ板の上面にM1.4mmのナットを接着しました。さらに、ナットの回り止めのため、0.5mm厚の真鍮板を貼り付けました。

 他のパーツを取り付けました。
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 アクラスのプラ製貨車に似た雰囲気です。
 ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管には難接着性材料用の瞬間接着剤を使用し、それ以外の部品にはセメダインスーパーXを使用しました。
 軸受の金属部品をネジ止めしたところ、車輪の回転が重かったので、軸受の金属部品の曲がり角度を調整して軽く回るようにしました。軸受の金属部品を最後に取り付けましたが、調整や着脱の際に他の部品を破壊しそうになりましたので、他の部品を接着する前に調整しておくべきでした。
 組みやすさなどを考慮すると、下回りの組立の順序は、軸受の金属部品の取り付けと調整→ブレーキ管→ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管→左右のブレーキシューを繋ぐ部品(ブレーキ梁)→ブレーキシュー→ブレーキテコ(ブレーキシリンダに繋がっている部品)→ブレーキシリンダ→側梁→軸受のプラ部品→側ブレーキテコ関連の部品→ステップ、が良いと思いました。

 レールに乗せてみました。
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 カプラーにはIMONカプラーを使用しました。カプラーと床板の間に0.25mm厚のワッシャを2枚噛ませましたが、僅かに高いようです。数値上では0.3mm低くなるはずですが。

 妻板です。
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 キットの解放テコが歪んでいたので、解放テコと解放テコ受けを金属部品に交換しました。中央寄りの部品はKSモデルの製品で、外寄りの部品はIMONの製品です。外寄りの解放テコ受けは、側梁と干渉しないように、元の位置から1mmほど中央側にずらしました。標識灯掛けと踏板には、工房ひろの製品を使用しました。踏板を上下逆に取り付けてしまったので、修正しなければなりません。握り棒にφ0.3mmの洋白線を使用するため、妻板部品に差し込んだ洋白線が側板部品と干渉しないよう、妻板の車内側に洋白線を嵌め込む溝を掘りました。

 側板です。
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 引戸下のステップが太すぎて他のディテールとのバランスが悪く感じましたので、切り落としてエコーモデルの製品を接着しました。妻板に差し込んだ洋白線(握り棒)と干渉しないようにするため、車内側の車端部の窪み(溝)を拡大しました。

 屋根板です。
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 キットのベンチレータは肉厚が目立ちましたので、ベンチレータにはエコーの製品を使用することにしました。それに合わせてベンチレータの本体の取付孔をφ3mmに拡大し、脚を差し込む孔を埋めました。なお、屋根布の貼り合わせ箇所の造形(出っ張り)によってベンチレータが傾いてしまうので、この造形を一部削り取りました(写真は加工前です)。キットのベンチレータを使用すれば、この造形を削り落とす必要はありません。

 内箱です。
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 半割構造の部品を嵌め合わせる構造ですが、互いに前後にずれやすいのでクリップで押さえながら接着しました。前後にずれると車体が平行四辺形になってしまう気がします。妻板に差し込んだ洋白線(握り棒)と干渉しないよう、四隅の6か所の孔を拡大し、新たに2カ所に穴を開けました。

 組み立て中の状態です。
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 妻板に差し込んだ洋白線が側板や内箱に干渉しないよう、車内側に出っ張っている部分を掘った溝に嵌め込むように曲げました。その状態で仮組し、妻板と側板との接合箇所に隙間が無いか確認してから、写真のように妻板と側板を内枠に接着しました。側板と妻板を接着した後に、洋白線を固定するために車内側に接着剤を盛りつけました。車体側面の握り棒(側ブレーキ上方の握り棒)は黒色に塗るため、この時点で接着しました。さらに解放テコとエアホースを取り付けました。

 組み合わせてみました。
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 屋根とベンチレータは載せてあるだけで、塗装後に接着します。なお、屋根板の位置決めがうまくできません。キットは、ベンチレータ本体から出ているボスで屋根板と内箱とを位置決めする構造のように思います。ベンチレータを交換したため、位置決めできなくなってしまったのかもしれません。引戸も塗装後に接着します。車体に接着する前の方がレタリングがやり易そうですので。
 解放テコを取り付ければ、塗装前の工作は終了です。写真を見て気が付きましたが、妻板の握り棒が微妙に斜めになっていますので修正が必要です。

 キットは2輌セットですので、もう1両組み立ててから塗装します。
(つづく)
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