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トミックス タキ1900形キットの組立 第0回 [トミックス タキ1900型]

 国鉄樽見線~樽見鉄道のセメント列車の再現を目指し、トミックスのタキ1900形のキットを組み立てます。

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 上から、本巣駅で発車を待つ列車、本巣駅に進入する列車、住友セメントのヤードでの入れ替え作業です。最後の写真は、分かり難いですがプッシュプル状態です。タンク車とスイッチャーを見によく行きました。いずれも線路脇に道路がありましたので、撮影しやすかったです。住友セメントのヤードの一番奥に、ラッセル車のキ550形(552)が置いてありましたが、その後どうなったのでしょうか?

 実車についてですが、末期には、住友大阪セメント(元住友セメント、元大阪セメント)、セメントターミナル、および電気化学工業の私有車が運用に就いていたと記憶しています。このうち、元住友セメントの私有車ついては川崎製しか見たことが無く、逆に元大阪セメントと電気化学工業の私有車については川崎製を見たことがありません(あくまで、自分が見た限りでの話です)。トミックスの製品は川崎製がプロトタイプのようですので、元住友セメントの私有車を製作します。

 元住友セメントの私有車にはタキ1900型のほか、タキ7300形やタキ11500形があったようです(自分は見た記憶がありません)。元大阪セメントと電気化学工業の私有車には、タキ19000形やタキ12200形がありました。タキ11500形は発売されていますが、タキ7300形とタキ19000形とタキ12200形は発売されていません。編成に変化をつけるため、これらの形式も欲しいですが。

 話を戻して、纏まった数を組み立てる予定のため、1輌1輌にあまり手間を掛けたくありませんが、といって全車同じでは少し寂しいので、簡単にできる範囲で作り分けるつもりです。

 写真を見比べたところ、細部に次のような違いが見つかりました(名称は自分が勝手につけたものです)。

①タンク台座
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短タイプと長タイプがありました。

②デッキの握り棒
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両端(下端)が台枠に接合された逆U字タイプと、上端がタンクに接合された逆L字タイプがありました。また、妻面の握り棒の処理も違うようです。妻面の握り棒の下端の処理も相違する用です。

③4位側のステップ
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上端部が90°湾曲している湾曲タイプと、僅かに屈曲している屈曲タイプがとがありました。なお、屈曲タイプは、写真を見るとステップの支柱の傾斜角度が異なるものがあるように見えますが、撮影角度の違いでそう見えるだけかもしれません。なお、トミックスの製品では、ステップが位置により作り分けられておらず、すべて同形状です。

④ハッチ受けの構造
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板タイプと門型タイプがありました。

⑤標記板(?)
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穴が開いている枠タイプと穴の無い板タイプがありました。枠タイプと板タイプとでは縦横比が違うように見えます。

⑥ジャッキ受け(?)
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リブタイプと箱タイプがありました。

撮影した川崎製の各車の特徴の組み合わせを纏めました。
青く塗りつぶしたマスは、トミッスの製品のタイプです。
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撮影した限りでは、以下の5グループに分けられます。
(他に有ったかもしれません)

①グループA
  タンク台座:短
  握り棒:逆U字
  4位ステップ:湾曲
  ジャッキ受け:リブ
  ハッチ受け:門型
  標記板:枠
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②グループB
  タンク台座:短
  握り棒:逆U字
  4位ステップ:湾曲
  ジャッキ受け:リブ
  ハッチ受け:板
  標記板:枠
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③グループC
  タンク台座:短
  握り棒:逆U字
  4位ステップ:湾曲
  ジャッキ受け:リブ
  ハッチ受け:板
  標記板:板
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④グループD
  タンク台座:長
  握り棒:逆L字
  4位ステップ:屈曲
  ジャッキ受け:リブ
  ハッチ受け:板
  標記板:板
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⑤グループE
  タンク台座:長
  握り棒:タンク接合
  4位ステップ:屈曲
  ジャッキ受け:箱
  ハッチ受け:板
  標記板:板
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 社名表記のフォントにも種類があったようです。
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上からタキ81985、タキ91974、タキ91986、タキ91988の社名表記です。

 このうち、グループCがトミックスの製品そのままの形態ですので、まずは素組でループCを製作します。社名表記のフォントについては塗装の際に考えることにします。

(つづく)
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