ワールド工芸 トム50000型の製作 (第1回目) [ワールド工芸 トム50000型]
手持ちキットの消化を進めます。
床板(B-1部品)を加工しました。カプラーをスケール高さに取り付けるため、床板の孔をφ2.0mmに拡大して外径2.0mmの真鍮パイプを埋め込み、M1.4のネジを切りました。
同社製の改軌パーツを仮組してカプラーの高さを確認しました。多少高いようですが、誤差の範囲内と思います。
下回りを組み立てました。ブレーキ管(J-23部品)は車輪に接触するように思われたので、φ0.5mmの真鍮線で作り直しました。それ以外は説明書のとおりです。毎度のことながら、側ブレーキテコ(J-18部品)の折り曲げは緊張します。エッチングで溝が彫られており、この溝の箇所で適切な角度に折り曲げなければならないのですが、角度の調整を繰り返すと溝の箇所で千切れてしまいますので。床板に取り付けた後、補強のために溝にハンダを流しました。
カプラーポケットが干渉しないように、妻板(F-1部品)の中央部の裾を削りました。
妻板にディテールパーツを取り付け、裏面を平らに削りました。妻板の強度が低いため、取り扱いには神経を使いました。妻板の支柱(J-7~J-10部品)は強度が低いように思いましたので、折り目にハンダを流して補強しました。支柱が変色しているのは高温でハンダを流したためです。
アオリ戸(D板、E板)と止金(G板)とをネジ止めし、その状態でハンダ付けしました。ハンダがアオリ戸の表側に流れて溝が埋まらないように、細いコテ先を使用して少量のハンダを流しました。また、ペーストタイプのフラックスを使用し、フラックスが表側に流れないようにしました。さらに、少量かつ短時間でハンダ付けできるように、ハンダごての温度をかなり高温の420℃に設定しました。その甲斐あってか、ハンダがほとんど表側に流れませんでした。「付いているように見えて付いていない」ということも無いようです。なお、コテ先を高温にすると、少量のハンダでも流れやすくなるように思いますが、この方法が適切がどうかは分かりません。コテ先を高温にすると、上掲の妻板の写真のように真鍮が変色してしまいます。
ランナーを切り落として票差し(C-2、C-3部品)をハンダ付けしました。その際に、アオリ戸を少し曲げてしまいました。止金のハンダ付けは上手くいったのに残念です。
車体を箱状に組立て、底板(C-1部品)と解放テコ受け(J-15部品)を取り付けました。写真は解放テコ受けを取り付ける前です。解放テコ受けは妻板ではなく車体に取り付けました。妻板に取り付けると、余分なハンダを削る際に妻板を変形させてしまいそうでしたので。
アオリ戸と妻板とアオリ戸受けバネ(J-1~J-6部品)を車体に取り付け、その後、余分なハンダを削り落としたのですが、その際にアオリ戸受けバネの下端の山折りの部分(実車の「下端の丸められた部分」)をいくつか千切ってしまいました。ここまで来てショックが大きいのですが、アオリ戸受けバネ(J板)の分売をお願いしして取り付け直しました。同じ失敗を繰り返さないように、山折りの部分にハンダを流して補強しました。
最後に、側面の握り棒とエアホースを取り付けました。
上回りと下回りを組み合わせてみました。これで塗装前の工作は終了です。
(つづく)
床板(B-1部品)を加工しました。カプラーをスケール高さに取り付けるため、床板の孔をφ2.0mmに拡大して外径2.0mmの真鍮パイプを埋め込み、M1.4のネジを切りました。
同社製の改軌パーツを仮組してカプラーの高さを確認しました。多少高いようですが、誤差の範囲内と思います。
下回りを組み立てました。ブレーキ管(J-23部品)は車輪に接触するように思われたので、φ0.5mmの真鍮線で作り直しました。それ以外は説明書のとおりです。毎度のことながら、側ブレーキテコ(J-18部品)の折り曲げは緊張します。エッチングで溝が彫られており、この溝の箇所で適切な角度に折り曲げなければならないのですが、角度の調整を繰り返すと溝の箇所で千切れてしまいますので。床板に取り付けた後、補強のために溝にハンダを流しました。
カプラーポケットが干渉しないように、妻板(F-1部品)の中央部の裾を削りました。
妻板にディテールパーツを取り付け、裏面を平らに削りました。妻板の強度が低いため、取り扱いには神経を使いました。妻板の支柱(J-7~J-10部品)は強度が低いように思いましたので、折り目にハンダを流して補強しました。支柱が変色しているのは高温でハンダを流したためです。
アオリ戸(D板、E板)と止金(G板)とをネジ止めし、その状態でハンダ付けしました。ハンダがアオリ戸の表側に流れて溝が埋まらないように、細いコテ先を使用して少量のハンダを流しました。また、ペーストタイプのフラックスを使用し、フラックスが表側に流れないようにしました。さらに、少量かつ短時間でハンダ付けできるように、ハンダごての温度をかなり高温の420℃に設定しました。その甲斐あってか、ハンダがほとんど表側に流れませんでした。「付いているように見えて付いていない」ということも無いようです。なお、コテ先を高温にすると、少量のハンダでも流れやすくなるように思いますが、この方法が適切がどうかは分かりません。コテ先を高温にすると、上掲の妻板の写真のように真鍮が変色してしまいます。
ランナーを切り落として票差し(C-2、C-3部品)をハンダ付けしました。その際に、アオリ戸を少し曲げてしまいました。止金のハンダ付けは上手くいったのに残念です。
車体を箱状に組立て、底板(C-1部品)と解放テコ受け(J-15部品)を取り付けました。写真は解放テコ受けを取り付ける前です。解放テコ受けは妻板ではなく車体に取り付けました。妻板に取り付けると、余分なハンダを削る際に妻板を変形させてしまいそうでしたので。
アオリ戸と妻板とアオリ戸受けバネ(J-1~J-6部品)を車体に取り付け、その後、余分なハンダを削り落としたのですが、その際にアオリ戸受けバネの下端の山折りの部分(実車の「下端の丸められた部分」)をいくつか千切ってしまいました。ここまで来てショックが大きいのですが、アオリ戸受けバネ(J板)の分売をお願いしして取り付け直しました。同じ失敗を繰り返さないように、山折りの部分にハンダを流して補強しました。
最後に、側面の握り棒とエアホースを取り付けました。
上回りと下回りを組み合わせてみました。これで塗装前の工作は終了です。
(つづく)
ワールド工芸 ワム21000型の組立(第1回目) [ワールド工芸 ワム21000型]
手持ちキットの消化を進めます。
開封して最初に車体を箱状(筒状)にし、妻板(B-1部品)をハンダ付けしました。この状態にするまでは取り扱い要注意です。妻板の位置決めがやや面倒でした。
引戸を組み立てました。引戸レールは最終的に3枚重ねになりますが、それまでは曲がりやすいので、やはり取り扱い要注意です。曲げないように注意しましたが、少し曲げてしまいました。
妻面にベンチレータ(D-4部品)、支柱(J-1部品)、握り棒(J-6部品)および解放テコ受け(J-9部品)を取り付け、側面に引戸を取り付けました。ベンチレータの位置決めが面倒でしたが、特に難しいところはありませんでした。なお、写真の状態では、屋根は載せてあるだけです。
写真はありませんが、この後、車体に床板取付アングル(E-1部品)を取り付け、車体側面と引戸に握り棒(J-6部品、J-7部品)と引戸錠(J-5部品)を取り付け、妻面に屋根布(C-3部品)を取り付けました。屋根布と屋根の継ぎ目を埋めるために多めにハンダを流しました。この後ヤスリで削ります。
解放テコ(J-10部品)、尾灯掛け(J-8部品)、踏板(H-6部品)、およびエアホースは破損しやすいので、最後に取り付けました。
床板を加工しました。カプラーをスケール高さに取り付けるため、元々開いている孔をφ2.0mmに拡大して真鍮パイプを差し込み、M1.4のネジを切りました。この真鍮ハイプはK&Sの製品で、内径が1.1mmのためM1.4のネジの下穴にちょうどです。首の長いカプラーも取り付けられるように、元の位置から2mm奥まった位置にもM1.4のネジを切りました。
下回りのパーツを取り付けました。13mmゲージにするために同社製の改軌パーツを使用し、ブレーキ管が車輪に接触しないようにφ0.5mmの真鍮線で作り直しました。それ以外は素組です。
残りの部品を取り付け、上回りと下回りを組み合わせてみました。引戸止め(B-3部品)が引戸レールと干渉して真直ぐに取り付けられなかったので、取付孔を拡大しました。また、引戸錠(J-5部品)の強度が弱すぎるように思えたので、引戸錠を引戸にハンダ付けしました。ハンダが表に流れて見苦しくなってしまいましたが、仕方ありません。
特に問題ないようで、塗装前の工作はほぼ終了です。ただ、このキットの車幅寸法は、スケールよりも小さいようです。
(つづく)
開封して最初に車体を箱状(筒状)にし、妻板(B-1部品)をハンダ付けしました。この状態にするまでは取り扱い要注意です。妻板の位置決めがやや面倒でした。
引戸を組み立てました。引戸レールは最終的に3枚重ねになりますが、それまでは曲がりやすいので、やはり取り扱い要注意です。曲げないように注意しましたが、少し曲げてしまいました。
妻面にベンチレータ(D-4部品)、支柱(J-1部品)、握り棒(J-6部品)および解放テコ受け(J-9部品)を取り付け、側面に引戸を取り付けました。ベンチレータの位置決めが面倒でしたが、特に難しいところはありませんでした。なお、写真の状態では、屋根は載せてあるだけです。
写真はありませんが、この後、車体に床板取付アングル(E-1部品)を取り付け、車体側面と引戸に握り棒(J-6部品、J-7部品)と引戸錠(J-5部品)を取り付け、妻面に屋根布(C-3部品)を取り付けました。屋根布と屋根の継ぎ目を埋めるために多めにハンダを流しました。この後ヤスリで削ります。
解放テコ(J-10部品)、尾灯掛け(J-8部品)、踏板(H-6部品)、およびエアホースは破損しやすいので、最後に取り付けました。
床板を加工しました。カプラーをスケール高さに取り付けるため、元々開いている孔をφ2.0mmに拡大して真鍮パイプを差し込み、M1.4のネジを切りました。この真鍮ハイプはK&Sの製品で、内径が1.1mmのためM1.4のネジの下穴にちょうどです。首の長いカプラーも取り付けられるように、元の位置から2mm奥まった位置にもM1.4のネジを切りました。
下回りのパーツを取り付けました。13mmゲージにするために同社製の改軌パーツを使用し、ブレーキ管が車輪に接触しないようにφ0.5mmの真鍮線で作り直しました。それ以外は素組です。
残りの部品を取り付け、上回りと下回りを組み合わせてみました。引戸止め(B-3部品)が引戸レールと干渉して真直ぐに取り付けられなかったので、取付孔を拡大しました。また、引戸錠(J-5部品)の強度が弱すぎるように思えたので、引戸錠を引戸にハンダ付けしました。ハンダが表に流れて見苦しくなってしまいましたが、仕方ありません。
特に問題ないようで、塗装前の工作はほぼ終了です。ただ、このキットの車幅寸法は、スケールよりも小さいようです。
(つづく)