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ジュニア模型 ツム1000型キットの組立(第2回目) [ジュニア模型 ツム1000型]

 2両目を組み立てました。


 屋根です。
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 1輌目では瞬間接着剤で穴埋めしましたが、2輌目ではφ2mmのプラ丸棒で埋めました。また、屋根布の除去は、ベンチレータの脚と干渉する部分のみの、必要最小限の範囲にとどめました。ただ、屋根布の継ぎ目を削ったため、見苦しくなってしまいました。ベンチレータは交換しない方が良かったように思います。あるいは、逆にベンチレータの脚を削った方が良かったかもしれません。

 解放テコと解放テコ受けです。
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 キットには解放テコと解放テコ受けが一体に成形された部品が含まれていますが、2両分とも1個ずつ曲がっていたので作り直しました。今回はキットの部品を有効利用し、キットの部品から解放テコを切り落とし、解放テコ受けに孔を開けてφ0.3mmの洋白線を差し込みました。1輌目もこのようにすればよかったと、少し後悔しています。

 車体を組み立て、上回りと下回りを結合してみました。上が1輌目、下が2輌目です。屋根とベンチレータは載せてあるだけです。
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 1輌目と2輌目で解放テコの位置が違ってしまいました。1輌目では解放テコの位置を全く考えずに、適当に解放テコ受けを取り付けましたので。
 踏板とエアホースと解放テコは、破損防止のため、妻板と側板を接着してから取り付けました。残念なことにエアホースの鎖を4個中3個も破損させてしまったので、残る1個も切断しました。
 2輌目には標識灯掛けは取り付けません。標識灯掛けと踏板のセットを2輌分購入したのですが、1輌目の組立の際に1個折ってしまったので。レイルロード刊の「全盛期の国鉄貨車」には、標識灯掛けの無いツム1型の写真が掲載されていますので、「実車にも無いものがあった」と自分を納得させます。標識灯掛けは後天的な装備なのかもしれませんが、実車の知識が無いので分かりません。
 いろいろと壊してばかりで、もう少し慎重に扱うべきと反省しています。
 
 なお、前回記載した下回りの組立の順序を訂正します。「ブレーキ管→ブレーキテコ→ブレーキシリンダ→ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管→左右のブレーキシューを繋ぐ部品(ブレーキ梁)」の順が良いと思います。「ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管」はブレーキテコを跨ぐこと、この配管の一端はブレーキシリンダに接続されることから、この配管よりも先にブレーキテコとブレーキシリンダを接着するのが良いと思います。ただ、この配管を接着する際にブレーキ梁が邪魔になりますので、ブレーキ梁よりは先に接着した方が良いと思います。
 また、最初に軸受の金属部品を取り付けて車輪を嵌め込んだところ、軽く回りました。1両目では先に側梁を接着したため、軸受の金属部品が側梁によって車幅中心側に押された状態になったため、車輪の回転が重くなったのかもしれません。

 色々反省点があり、もう1箱購入して製作し直したい気持ちがありますが、失敗を繰り返すだけになりそうなので止めておきます。
 
 取り敢えず組み立ては終わりましたので、塗装とインレタに進みます。
(つづく)

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ジュニア模型 ツム1000型キットの組立(第1回目) [ジュニア模型 ツム1000型]

 ジュニア模型のツム1000型のキットを組み立てました。キットには1段リンク軸受の部品が含まれているので、これを使用してツム1型に仕立てました。

 工作中の下回りです。
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 カプラーの中心高さを11mmにしました。数値上ではカプラーの取付面(床板の下面)を1.1mm高くすればよいのですが、工作精度などを考慮して1.3mm高くしました。高過ぎる場合にはスペーサで調整できますが、低過ぎる場合には調整できないので。床板の車端部(カプラーを取り付ける箇所)を凹状に切り欠き、切り欠いた箇所を囲むように0.3mm厚のプラ板を貼り付け、更にその上面に1.0mm厚のプラ板を貼り付けました。キットの床板の厚さが1.0mmのため、カプラーの高さが1.3mm高くなるはずです。カプラーをネジ止めできるよう、プラ板の上面にM1.4mmのナットを接着しました。さらに、ナットの回り止めのため、0.5mm厚の真鍮板を貼り付けました。

 他のパーツを取り付けました。
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 アクラスのプラ製貨車に似た雰囲気です。
 ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管には難接着性材料用の瞬間接着剤を使用し、それ以外の部品にはセメダインスーパーXを使用しました。
 軸受の金属部品をネジ止めしたところ、車輪の回転が重かったので、軸受の金属部品の曲がり角度を調整して軽く回るようにしました。軸受の金属部品を最後に取り付けましたが、調整や着脱の際に他の部品を破壊しそうになりましたので、他の部品を接着する前に調整しておくべきでした。
 組みやすさなどを考慮すると、下回りの組立の順序は、軸受の金属部品の取り付けと調整→ブレーキ管→ブレーキ管からブレーキシリンダに分岐する配管→左右のブレーキシューを繋ぐ部品(ブレーキ梁)→ブレーキシュー→ブレーキテコ(ブレーキシリンダに繋がっている部品)→ブレーキシリンダ→側梁→軸受のプラ部品→側ブレーキテコ関連の部品→ステップ、が良いと思いました。

 レールに乗せてみました。
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 カプラーにはIMONカプラーを使用しました。カプラーと床板の間に0.25mm厚のワッシャを2枚噛ませましたが、僅かに高いようです。数値上では0.3mm低くなるはずですが。

 妻板です。
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 キットの解放テコが歪んでいたので、解放テコと解放テコ受けを金属部品に交換しました。中央寄りの部品はKSモデルの製品で、外寄りの部品はIMONの製品です。外寄りの解放テコ受けは、側梁と干渉しないように、元の位置から1mmほど中央側にずらしました。標識灯掛けと踏板には、工房ひろの製品を使用しました。踏板を上下逆に取り付けてしまったので、修正しなければなりません。握り棒にφ0.3mmの洋白線を使用するため、妻板部品に差し込んだ洋白線が側板部品と干渉しないよう、妻板の車内側に洋白線を嵌め込む溝を掘りました。

 側板です。
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 引戸下のステップが太すぎて他のディテールとのバランスが悪く感じましたので、切り落としてエコーモデルの製品を接着しました。妻板に差し込んだ洋白線(握り棒)と干渉しないようにするため、車内側の車端部の窪み(溝)を拡大しました。

 屋根板です。
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 キットのベンチレータは肉厚が目立ちましたので、ベンチレータにはエコーの製品を使用することにしました。それに合わせてベンチレータの本体の取付孔をφ3mmに拡大し、脚を差し込む孔を埋めました。なお、屋根布の貼り合わせ箇所の造形(出っ張り)によってベンチレータが傾いてしまうので、この造形を一部削り取りました(写真は加工前です)。キットのベンチレータを使用すれば、この造形を削り落とす必要はありません。

 内箱です。
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 半割構造の部品を嵌め合わせる構造ですが、互いに前後にずれやすいのでクリップで押さえながら接着しました。前後にずれると車体が平行四辺形になってしまう気がします。妻板に差し込んだ洋白線(握り棒)と干渉しないよう、四隅の6か所の孔を拡大し、新たに2カ所に穴を開けました。

 組み立て中の状態です。
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 妻板に差し込んだ洋白線が側板や内箱に干渉しないよう、車内側に出っ張っている部分を掘った溝に嵌め込むように曲げました。その状態で仮組し、妻板と側板との接合箇所に隙間が無いか確認してから、写真のように妻板と側板を内枠に接着しました。側板と妻板を接着した後に、洋白線を固定するために車内側に接着剤を盛りつけました。車体側面の握り棒(側ブレーキ上方の握り棒)は黒色に塗るため、この時点で接着しました。さらに解放テコとエアホースを取り付けました。

 組み合わせてみました。
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 屋根とベンチレータは載せてあるだけで、塗装後に接着します。なお、屋根板の位置決めがうまくできません。キットは、ベンチレータ本体から出ているボスで屋根板と内箱とを位置決めする構造のように思います。ベンチレータを交換したため、位置決めできなくなってしまったのかもしれません。引戸も塗装後に接着します。車体に接着する前の方がレタリングがやり易そうですので。
 解放テコを取り付ければ、塗装前の工作は終了です。写真を見て気が付きましたが、妻板の握り棒が微妙に斜めになっていますので修正が必要です。

 キットは2輌セットですので、もう1両組み立ててから塗装します。
(つづく)
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